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ネットワーク HDD「D-Master NAS」シリーズ(2) 

事務所単位のファイル共有に便利な NAS

 

前回は、「D-Master NAS」シリーズについて、簡単にご紹介しました。今回からは実際の NAS の画面をご覧いただきながら、「初期設定」の内容や「各種設定」、便利な使い方などをご紹介してきます。実際の画面をご覧いただくことで、NAS の便利さを実感していただければ幸いです。

弊社の場合、お客様のご要望に応じた初期設定を施してから製品の出荷をしています。面倒な初期設定を工場出荷前に行いますので、お客様のお手元に届いた際には、すぐにご利用いただけるようになっています。また、最低12時間のエージング検査も同時に行っていますので、非常に初期不良率の低い製品です。

 

D-Master NAS Type-T02AS(2ベイモデル)

「D-Master NAS Type-T02AS」は、NAS(本体)に ASUSTOR 社製の AS4002T を採用しています。このモデルは、ストレージを最大2台搭載できるモデルになっていて、NAS 前面にマグネット方式で取り付けてあるパネルを外すと、ストレージを簡単に抜き差しできる「ホットスワップ」対応モデルになっています。

ストレージには Western Digital 社製の NAS 専用ストレージである「WD Red」を採用し、オプションで、5,200rpmの「WD Red」から、7,200rpm の「WD Red Pro」や、より高耐久の MTBF:250万時間の「WD Ultraster」への変更も可能です。容量も、1TB から最大 14TB までのストレージをご選択いただけます。

 

「WD Red」NAS 専用ストレージ

「WD Red」ストレージは、NAS の RAID 環境で最適なパフォーマンスを維持できる機能を搭載した「NASware 3.0テクノロジー」を搭載しており、その名のとおり NAS 用ストレージとして開発された専用モデルです。

NAS や RAID の常時稼働環境では、NAS 本体の省スペースによりストレージが密接しているため、周囲温度が高くなります。「WD Red」ドライブは、低温で静かに動作するよう作られており、厳しい 24 時間 365 日常時稼働環境で優れた適合性を発揮しますので、パソコンのように作業終了時に電源を切るといった作業が必要ありません。

 

ボリューム設定(RAID 設定)

RAID とは複数のストレージ(HDD)を組み合わせて、仮想的な 1 ボリューム(ストレージ)として認識させる技術です。複数のストレージを組み合わせることで、単一(1 台)のストレージで動作させる場合に比べて、読み書きを高速化させたり、冗長性(2 重化など)を高めることができます。

RAID には、いくつかのレベルがあります。主なところでは、RAID 0, 1, 5, 6, 10 などがあります。RAID レベルは、NAS に搭載するストレージの数によって、選択できるものが変わります。もちろん、複数台のストレージを搭載した場合でも、それぞれを単一のストレージとして使用することもできます。

 

RAID 0

RAID 0 は一般的に「ストライピング」とも呼ばれ、2 台以上のストレージを搭載する場合に選択できます。データを複数のストレージに分散することで、「読み込み」と「書き込み」の速度を向上することができます。デメリットとして、RAID 0 には冗長性がない為、1 台のディスクに障害が発生した場合でも、すべてのデータが失われますので、必ずバックアップを取る仕組みと併用する必要があります。

RAID 1

RAID 1 は一般的に「ミラーリング」とも呼ばれ、2 台のストレージを搭載する場合に選択できます。もっともよく利用される RAID レベルで、同じデータを二つのディスクに書き込むことで、一方のストレージに障害が発生した場合でも、データが失われることはありません。データを保存する NAS にとっては最も大事な冗長性が確保されています。デメリットとして、「ミラーリング」という言葉通り、同じデータを2台のストレージに保存するため、2 台のストレージを利用しても、1 台分のストレージ容量しか利用できません。

RAID 5

RAID 5 は一般的に「分散データ・ガーディング」とも呼ばれ、3 台以上のストレージを搭載する場合に選択できます。RIAD 0/1 と比べ少しややこしい RAID レベルです。簡単に言うと、RAID 0 の高速化と、RAID 1 の冗長性を併せ持った RAID レベルになります。RAID 5 では、ディスクの故障時に保存したデータを修復するための「パリティ」と呼ばれる冗長コードを、全ディスクに分散して保存するのが特徴です。具体的な仕組みはさておき、複数のストレージから同時並列的にデータの読み出しが可能なため、高速化されるのが特徴です。また、1 台のストレージが故障した場合でもデータは復旧されます。2 台以上が故障した場合は回復は不可能になります。つまり、利用できる容量は、全ストレージの容量から、1 台分のストレージ容量を差し引いたものになり、RAID 1 に比べて利用効率が高いのが特徴です。

RAID 6

RAID 6 は RAID 5 のパリティスクを 1 台から 2 台に増やすことで、2 台のストレージが故障した場合でもデータは復旧されますが、全ストレージの容量から、2 台分のストレージ容量を差し引いた容量になります。主に、4 台以上のストレージを搭載した場合に利用されます。近年、ファイルサーバーなどでよく利用されてる RAID レベルになります。

 

次回は NAS のバックアップ機能について。

「D-Master NAS」シリーズの詳細については、右の画像をクリックしてください。動画で分かりやすくご説明しています。