サーバー用のコンピューターは、一般的なコンピューター(クライアントPCとも呼ばれます)よりもより高い耐久性と安定性を求められます。
クライアントPCが1日8時間程度の稼働を想定して設計されたパーツで作られているのに対し、サーバー機は24時間365日の稼働を前提とした設計が行われ、それだけ耐久性の高いパーツで構成されています。
サーバー機の導入を必要とするか否かは、この『24時間365日の安定稼働』が求められる用途かという点が選択の際の1つの大きな要素となります。
サーバー機を使う用途(例)
さまざまなサーバーが存在しますが、特に以下のような用途の場合、電源を切ることなく連続稼働で運用することが多いため、24時間365日の安定稼働が見込めるサーバー機を第1の選択肢としての機器選定をおすすめします。

ファイル共有用サーバー

24時間365日の稼働や保存データの保護が必要とされる

Web/Mailサーバー

24時間365日の稼働と安定的な動作が求められる

データベースサーバー

安定的な動作やデータの保護が必要とされる

業務系パッケージシステム用サーバー

データベースを含むことが多く、安定稼働が求められる

仮想化システム用サーバー

基本的にサーバー用ハードウェア&OS上に構築することが前提となっている

サーバーの筐体タイプは大きく2つ
サーバー機と呼ばれるコンピューターの筐体のタイプは、タワータイプとラックマウントタイプの2種類があります。

タワータイプ

タワータイプの筐体は、特別な設備を必要とせず手軽に導入できるのが魅力です。 サイズも一般的なデスクトップ型PC程度の大きさですので、設置場所に悩むこともありません。

ラックマウントタイプ

ラックマウントタイプの筐体は、サーバーラックと呼ばれる規格が定められた専用ラックに搭載できるようになった筐体です。ラックにきれいに収まるようになっているので無駄なスペースを作ることなく、最小限のスペースに複数台のサーバーやUPS、スイッチングハブを効率的に配置することが可能です。
デメリットとしては、このサーバーラックを置くためのスペースが必要となります。

サーバーの選択時に欠かせないストレージ容量
サーバーの用途・目的によって、サーバー機に必要なストレージ容量は変わってきます。
タワータイプのサーバー機に搭載できるSSDやHDDなどのストレージは多くても8台程度です。
それ以上の台数のストレージを搭載する必要があるような大容量ストレージを求めるのであれば、選択肢はラックマウントタイプのサーバー機となります。

サーバー機の特徴

サーバーハードウェア

サーバーワークステーション向けCPU:インテル® Xeon® E シリーズ・プロセッサー

インテル® Xeon® E シリーズ・プロセッサーは、スモール・ビジネスに最適なエントリー・サーバー向けプロセッサーです。 従来の Xeon® E3 シリーズ・プロセッサーの後継製品にあたり、ECC メモリに対応するなどの小規模なサーバー向け機能を持ち合わせたプロセッサーです。

最大 64GB の DDR4-2666 メモリや 最大 6 コア / 12 スレッドに対応するなど、従来製品に比べ 1.36 倍の高速化を実現しています。 4K UHD 対応で HEVC 10 ビットエンコード/デコード機能付きの GPU「Intel UHD Graphics 630」を内蔵します。
Intel C246 Series Chipset チップセットとの組み合わせで、 最大 40 レーンのPCI Expressインターフェースが利用できます。 また、OptaneメモリーやvPro、Ethernet、WiFiにも対応します。
サーバーワークステーション向けCPU:インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサー

インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーは、データセンター・コンピューティング、ネットワーク、ストレージに求められるハードウェア支援型のパフォーマンスが得られます。 既存の Skylake と比べ、1 コアあたり L2 キャッシュ容量が従来の 256KB から 1MB へと 4 倍増加しています。 レイテンシの少ない L2 キャッシュが増加することで、並列処理の性能が大きく向上します。

インテル® Xeon® スケーラブル・プロセッサーは、Platinum/Gold/Silver/Bronze のラインナップで構成されています。最上位の Platinum では 2.5GHz/tb3.8GHz で最大 28 コア / 56 スレッドで、2/4/8 ソケット構成をサポート、最大 1.5TB のDDR4-2666 に対応します。 高度な分析、シミュレーションとモデリング、人工知能に対応して最適なパフォーマンスを発揮します。

Gold は最大 22 コア / 48 スレッドを用意し、2/4 ソケット構成をサポート、効率性と俊敏性に優れたワークロードに最適します。 Silverは最大 12 コア / 24 スレッドで、中程度のタスク向けに最適化され、Bronzeは最大 8 コア / 16 スレッドで、軽量なタスク向けに最適化されています。

サーバー用マザーボード

サーバー用マザーボードは、24時間365日の稼働に耐えうる設計で製造された耐久性の高いマザーボードです。
使用されるコンデンサやチップも、一般的なクライアントPC向けのマザーボードより耐久性の高いものが使用されており、Windows Serverなどのサーバー用OSの動作検証がなされています。
(クライアントPC用マザーボードは、インストール対応OSの中にServer OSが入っていないものがほとんどです。)
また、製品サポートも3年以上と長いものがほとんで、長期的な可用性も保証されています。
高耐久ストレージ

標準ストレージにSSDを採用したモデルには、24時間365日の連続稼働を想定して設計され高い書込耐性と信頼性を実現した、NASや小規模サーバー向けのWD Red SSDを採用。
また、標準ストレージにHDDを採用したモデルには、最大 250 万時間の MTBF のHGST Ultrastar ハードディスク・ドライブを採用。は、最も要求の厳しいストレージ環境で 24 時間 365 日常時稼働の信頼性と耐久性を発揮します。デスクトップ用ドライブの最大 10 倍の年間最大 550TB のワークロード率を実現します。 HGST Ultrastar ドライブはエンタープライズ・クラスの優れた信頼性、電力効率、パフォーマンスを実現する高度なテクノロジーを採用しています。

ECCメモリ

メモリには、搭載CPUの対応に合わせUnbuffered/RegisteredのECC機能付きメモリを採用。
ECCは、メモリに発生するデータのエラーをチェックし自動的に訂正する機能で、より高い信頼性が求められるサーバー・ワークステーションに搭載されています。
RAID

継続稼働が求められるサーバー機にはRAID機能が欠かせません。
RAIDとは、複数台のHDDを組み合わせて動作させることで耐障害性を高めたり、容量を増やしたり高速化を図ったりする機能です。RAID1/5/6などの冗長性のあるRAID構成としておくことで、万が一HDDが故障した際にも、サーバーは止まることなく稼働を続けます。故障したHDDは、ホットスワップ対応のサーバー本体であれば電源を入れたままで交換が可能です。

冗長化電源

ラックマウントモデルには、冗長(Redundant)電源を採用。
電源ユニットを複数個搭載したモデルとなっており、故障や寿命で片方の電源ユニットが停止しても、もう一方の電源ユニットが継続して電源を供給するため、サーバーの継続稼働ができるようになっています。

サーバーOS

Windows Server 2019 / Linux(RHEL、CentOS、Ubuntuなど)

Windows® 10 / Server 2019 はもちろんのこと、Linux (Ubuntu/CentOS/Redhat) にも対応しています。
各ディストリビューションやバージョンごとに動作検証を行っていますので、製品到着後に安心してご利用いただけます。
対応ディストリビューションやバージョン 以外の OS についても、有償で動作検証を行ってご提供することもできます。

サーバーラインアップ

タワータイプ

1.CERVO Serve Type-M8 ミニタワー Xeon-E/SSDモデル
ホットスワップ2.5インチ×4ベイ+内蔵4ベイ/1CPU
2.CERVO Serve Type-T8 ミドルタワー Xeon-E/SSDモデル
ホットスワップ4ベイ+内蔵1ベイ/1CPU
3.CERVO Serve Type-T9HS ミドルタワー Xeon-E/HDDモデル
ホットスワップ4ベイ+内蔵1ベイ/1CPU

ラックマウントタイプ

4.CERVO Serve Type-RX1UEP1 1U Xeon-Eモデル
ホットスワップ4ベイ/1CPU/冗長化電源
5.CERVO Serve Type-RX1USP1 1U Xeon Scalableモデル
ホットスワップ4ベイ/1CPU/冗長化電源
6.CERVO Serve Type-RX2USP2 2U Xeon Scalableモデル
ホットスワップ8ベイ/2CPU/冗長化電源
7.CERVO Serve Type-LX4USP2 4U Xeon Scalableモデル
ホットスワップ24ベイ/2CPU/冗長化電源
8.CERVO Serve Type-2U24SJBOD1 JBODモデル
ヘッドサーバー2.5インチ26ベイ+JBODユニット44ベイ/2CPU/冗長化電源

サーバーと一緒に検討されることが多いオプション

バックアップソフト

バックアップソフトには大きく2つの種類があります。
システム全体を1つのイメージファイルとして取得するイメージバックアップと共有フォルダ内のファイルなどのバックアップをファイル単位で取得するファイルバックアップです。
イメージバックアップは、システムの障害に対してもバックアップから復旧可能ですが、全体のバックアップを取るため時間がかかります。ファイルバックアップの場合、システムの障害の場合は対応できませんが、バックアップ時間が短くて済み、重要ファイルのみをしっかり保護したい場合やなにより構成や操作が簡単なため、ファイル単位のデータの復旧が容易に行えます。
UPS

UPS(無停電電源装置)は、電源障害からサーバーを守るための電源装置です。
UPSを設置しない場合、電源に障害が起きた際にはサーバーが停止してしまい、場合によってはHDDの故障やHDD内のシステムやファイルの損傷が起きてしまいます。
サーバーの安定稼働には、UPSの設置をご検討ください。
UPSを設置することで、突然の停電時などにサーバーが安全にシャットダウンするだけの時間を稼げますので、サーバー機器やシステムの損傷を防ぐことが可能になります。
アプライドでは、世界トップクラスのマーケットシェアを誇るEATON社製UPSやAPC・OmronなどのUPSを取り扱っております。

サーバーラック

サーバー機やネットワーク機器を高密度に設置するのに、サーバーラックは欠かせません。
設置台数に応じて、10U程度の小型のラックから24U程度のハーフサイズのラック、42U以上のフルサイズのサーバーラックまでご提案が可能です。
また、サーバーラックは重量があるため、搬入・設置に不安を持たれることも多いのですが、搬入スケジュールの調整を含め設置サポートをいたしますのでご安心ください。

サーバーの構築もご相談ください

ファイル共有サーバー

業種や業態を問わず、一般的なオフィスでサーバーと言えば、一番利用されているサーバーがファイル共有サーバーです。
サーバー機に構築する場合や、サーバー機ではなくファイル共有専用のNASという機器を使われている場合などありますが、ユーザーアカウントの登録やアクセス権の設定から、共有フォルダのバックアップ環境構築まで含めたファイル共有サーバー全般のご提案と構築作業も行っております。

仮想化サーバー

Hyper-Vを使った仮想サーバー構築・仮想OSのインストールから、RDS(リモートデスクトップサービス)環境の構築まで承っております。
また、VMWare vSphereなどのHypervisor向けのサーバーなどもご提案しておりますので、仮想システム用サーバーをご検討の際にもご相談ください。
パッケージシステム用サーバー

会計・販売管理システムなどの業務システム用のサーバーの構築やウイルス対策ソフトの管理サーバーの構築など、クライアント・サーバー型パッケージシステム全般のサーバーインストール・環境構築作業も承っております。
各ソフトウェアの運用・利用は全く問題ない方でもサーバーのインストールや初期設定・環境構築はちょっと苦手という方もいらっしゃるかと思います。そのような場合にもご相談ください。

Web/メールサーバー

Windows ServerのIISやApacheを使ったWebサーバーの構築、Postfixを使ったメールサーバーなど、各サーバーソフトのインストールや構築などのご相談も承っております。
Windows/Linuxを問わず、サーバーソフトのインストールを承っておりますので、お気軽にご相談ください。