CAD・シミュレーション用PCのリモート操作に最適な「TGX Remote Desktop」
TGX Remote Desktopとは
「TGX」はMechdyne(メックダイン)社が開発した、低遅延、高画質(4K対応)のリモートデスクトップアプリケーションです。
TGXを使用すると、ユーザーはマシンに直接座っているかのように、リモートワークステーションにリアルタイムで接続して対話でき、特にグラフィックアプリケーションを使用する業務に強みを発揮します。
TGXには、送信側と受信側の2台のコンピューターが必要です。センダーは、デスクトップとアプリケーションがTGXによって共有されるリモートワークステーションです。レシーバーは、TGXを介してセンダーのリモートデスクトップと対話するローカルコンピューターです。この「センダー」と呼ばれるソフトウェアを社内のワークステーションやPCに、「レシーバー」と呼ばれるソフトウェアをリモート拠点のPCやワークステーションにそれぞれインストールする必要があります。
ワークステーションのデスクトップとアプリケーションがユーザーのローカルディスプレイに表示され、キーボードとマウスの入力がリモートマシンに送信されます。これにより、集中型ITアーキテクチャの膨大なリソースを、軽量のデバイス(ラップトップ、シンクライアントなど)を介してユーザーが利用できるようになります。
低遅延、高画質(4K対応)のリモート操作を実現する「TGX」の仕組み
「TGX」が実現する6つの特徴
1.高画質
TGXの独自エンコードおよびデコードアルゴリズムによりブロックノイズ化を防ぎ、4K解像度にも対応します。
2.快適なデスクトップ操作
操作も描画動作も、まるで会社のワークステーションを直接操作しているかのようなスムースでストレスフリーな作業環境を実現します。
3.セキュアな接続
画面転送データは全て圧縮、SSL暗号化されており、盗聴、改ざんの可能性が低減されます。
4.HID USBデバイスに対応
レシーバーへ接続しているHIDs(Human Interface Devices)USBデバイスの認識が可能です。一方、センダーからの不正なデータ持ち出しを防止するため、USBメディアドライブ・外付けストレージなどは接続不可です。
※ センダー、レシーバー共Windowsの場合にサポートします。
5.タブレット対応
レシーバーに接続したタブレットを、センダーアプリケーションで利用可能です。筆圧検知にも対応しております。
※ Wacomタブレットにて確認
6.コラボレーション機能
複数のユーザーが同一のデスクトップへ同時に参加でき、キーボード・マウスのコントロールも共有可能です。
TGXはユーザー環境ごとに異なる画面転送エンコードを行っているため、ネットワーク環境が悪いユーザーがいても、他のユーザーの作業へ影響を及ぼしません。
活用事例
リモートワーカーは何よりも柔軟性を必要とし、マルチタスクのマスターです。TGXは、データセンターの仮想マシンに接続する場合でも、ワークステーションに接続する場合でも、他のリモートデスクトップではできないことを行います。
これにより、リモートワーカーは、複数の高解像度ディスプレイや応答性の高いキーボードおよびマウスコントロールのサポートなど、オフィスで体験するのと同じエクスペリエンスを利用できます。
これまでレビュアーは、大規模なデータをネットワーク経由で読み込む時間を確保するために、会議室を1時間早く予約する必要がありました。TGXにおいて、レビュアーは、自分のデスクでデータとプレゼンテーションを準備します。
会議室に入ると、ユーザーは机の上のマシンに瞬時に接続します。複数のTGXセッションを同時に実行できるため、各デスクトップに接続すると、設計レビュープロセスが大幅にスピードアップします。
センダーのハードウェア/OS要件
レシーバーのハードウェア/OS要件
解像度サポート状況
TGX Remote Desktop おすすめモデル
センダー – レシーバー間のネットワーク接続①:VPN接続
センダー – レシーバー間のネットワーク接続には、より安全なVPN(Virtual Private Network)接続を推奨しています。VPNの種別による制約はありません。
・ Cisco AnyConnect
・ FortiClient
・ Zscaler
・ Synology SSL-VPN
センダー – レシーバー間のネットワーク接続②:ルータのポート転送設定
他製品との比較
TGXライセンスについて
標準保守サポート/国内保守サポートについて